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2012/06/19

長友佑都の『上昇思考』から学ぼう!!その3「試合前に読むおばあちゃんからの手紙」



ケガで戦線を離脱してしまった長友。
彼を勇気づけたおばあちゃんからの手紙とは...。







長友佑都の『上昇思考』から学ぼう!!その1
長友佑都の『上昇思考』から学ぼう!!その2




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この記事は長友佑都著・『上昇思考』を参考に書いています。

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すべてのことに感謝!!

ぼくは世界一の幸せ者だ!!


長友佑都は『上昇思考』の中で、
自分のことを、おおげさではなく
「世界一の幸せ者」だと言っている。

それはなぜか?




インテルという超名門クラブで活躍し、
世界一のサイドバックになるためには、
技術うんぬんではなく、
「心の強さ」が何よりも大切だと長友は気付いた。


では心を鍛えるためにはどうすればいいのか。
長友はその答えの一つとして「感謝の心」を持つことを挙げている。

感謝の心とは、すごく当たり前のことから始まる。
「毎日生きていること」
「ご飯を食べられること」
そんな当たり前のことにも感謝することが大切だと長友は言う。


そういうこと一つ一つに感謝をするということは、
日々の幸せを発見することにつながる。


自分の周りにあることの不幸な部分を数えるのではなく、
「自分はこんなに幸せなんだ」
そういう風に考えられるようになれば人生はとても素晴らしいものになる。



しかし、長友の感謝の心はそれだけにとどまらない。
彼は普通の人ならいやだなぁと思うことにまで感謝するのだ。

例えば試合でミスをしたとき。
そのミスでチームが負けるようなことになれば、
サポーターやメディアからは激しくバッシングされてしまう。

ふつうはこういう状況にはなりたくない。
応援してくれてる人たちから批判されるのは、
想像以上にキツいのだ。


それでも長友はむしろ、そんな状況を歓迎する。



「こんな経験をできるのはインテルという名門クラブにいるおかげだ」
(ひどいミスをした時、ある新聞には「ナガトモハラキリ」と書かれた)
「ミスをするということはまだ成長出来るということ」
「この連敗を乗り切ればこのチームはもっと強くなる」


長友はこんな風に考え、
そんな自分を「超ポジティブ人間」だと語った。


失敗や挫折はむしろウェルカム。
その先にはきっと成長した自分が居る。


こういう考え方は普通はできない。
長友も言っているが、ポジティブな方が良いことは
理屈としてはわかっていても、
誰しもくよくよしたり落ち込んだりしてしまう。


長友だって生まれついてのポジティブ人間だったわけではない。
彼だって普通にしていればこんな風に落ち込んだりするだろう。
だれどそれではこの世界では1シーズンも心が保たない。


一つ一つのことに苛立ったり落ち込んだりを繰り返せば、
すぐに心身ともにぼろぼろになってしまう。
だからこそ彼は努力して超ポジティブ人間になろうとした。



いやなことをいやなこととは思わないように。
むしろそれをプラスに変える。
全てが良い経験だと受け止め、自分を成長させてくれる試練だと考える。
そのためには、どんなことにも感謝し、
全てのことに幸せを見いだすことが必要だと長友は感じたのだ。





試合前に読むおばあちゃんからの手紙


そんな超ポジティブ人間長友だが、
全てが上手く回っていたかと言うと、
決してそうではない。



2010-2011年のシーズンを終え、
心の大切さに気付いた長友。
インテルに移籍したばかりの頃にぶつかっていた壁を乗り越え、
選手として成長することが出来た。
そんな風に思っていた。



気持ち新たに迎えるはずだった2011-2012年のシーズンの開幕直前。
そんな長友に悲劇が起きた。
右肩脱臼。
救急車で病院に運ばれた長友は、
このケガによって戦線離脱を余儀なくされ、
日本に帰国。
さすがの長友もこれには落ち込んだ。


これによって日本代表のワールドカップ予選も欠場。
さすがにこの時期はキツかったと長友は語る。



落ち込む長友。
そんな彼に、一通の手紙が届く。
それはおばあちゃんからの手紙だった。

そこにはおばあちゃんなりの励ましの想いが込められていた。


【おばあちゃんの手紙】(名文です)

「とりとめのないことを書きますが、自分で咀嚼して下さい。
命が一番、元気が一番です。心の元気が健康のもと。
心をやわらかく。
苦しさを嬉しさに変える。
何があっても絶対に解決の方法はあります。いいこと悪いこと、喜び悲しみは表裏一体です。今の状況を抜けるときは、人生が飛躍するときです。
強さとは無心に尽きます。心がない、無心に尽きます。
一流選手の条件は、長く続けることです。
上から目線は、頭しか見えません。周りが見えません。自分が偉いとか上手だとか思ったとき、人生の誤りが始まります。
しんどいときは先のことを考えない。いまを最小限のエネルギーで、なんとかすること。
人にわかってもらいたいとか、変わってもらいたいと思っているあいだは、しんどさは続きます。相手が悪いのではありません。
落ち込むと後悔の念が先に立ち、失敗ばかりに目がいきます。抜け出すにはきっかけを掴むこと。自分の気持ちを変えるのではなく、きっかけを待って変わるものです。
そのきっかけは、友人、先輩、子供、本や映画、なんでもいいです。
悶々としているときは、思考回路が空回りします。
肩の力を抜いて、心に響く言葉に出逢うことです。
笑いは天の花。
いっぱい笑ってください。
............(以下略この後も素晴らしい言葉が続きます)」



この手紙が、沈む長友を救った。

右肩脱臼という怪我は自分に与えられた試練だ、
これを乗り越えればまた成長出来る。
長友は奮い立った。




その後、復帰を果たした長友は、この手紙をバッグに入れて持ち歩き、
試合前に何度も読み返して気持ちを落ち着かせるようにしている。
彼にとってこの手紙は「心の処方箋」になったようだ。


実はこの本にはもう一通、おばあちゃんからの手紙が登場する。
そっちの方がぼくは好きなのだが、それは本を読んでからのお楽しみとしたい。



このおばあちゃんの手紙だけでも、この本を買う価値があるかなとも思う。




つづく



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ここで紹介しているのは『上昇思考』のほんの一部です。

長友選手がそのサッカー人生で学んだことを知りたいと思った方は、是非読んでみて下さい!!
社会人の方はもちろん、スポーツの指導者にもオススメですし、
お子さんへのプレゼントにもぴったりだと思います。
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【長友選手の他の著書】




【次回予告】
長友にとってコミュニケーションとは...!!
「ぼくは今過激なバカになっている」





今日も読んでくれてありがとうございます。
おばあちゃんイカしてます!!




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面白い漫画、オススメの小説、どんなものでもどんなジャンルでも読むので、教えて頂けると嬉しいです。
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