ページ

2012/07/01

『ロスジェネの逆襲』がもの凄く面白い!!『下町ロケット』の池井戸潤が贈る、企業買収という激熱ドラマ!!これは傑作です...!!



「週刊ダイヤモンド」読者満足度NO.1!!

僕たちはなにジェネなんだろうか...?
















ーゆあさコーポレーションオフィスー

(あおいがうんうん言いながら本を読んでいる)


うんうん。
うわぁ。
分かるなぁこの気持ち。


確かにバブル世代って、大した能力もないくせにえばってるよなぁ。


就職氷河期乗り切った俺らの方が有能だっての!!




------------------------------------------------------------------------------------------------------------
この記事は池井戸潤著・『ロスジェネの逆襲』を参考にして書いています。

人事が怖くてサラリーマンが務まるか!
人気の「オレバブ」シリーズ第3弾となる『ロスジェネの逆襲』は、バブル世代の主人公が飛ばされた証券子会社が舞台。
親会社から受けた嫌がらせや人事での圧力は、知恵と勇気で倍返し。ロスジェネ世代の部下とともに、周囲をあっと言わせる秘策に出る。 エンタテインメント企業小説の傑作!
------------------------------------------------------------------------------------------------------------






ロスジェネって?


ロスジェネとはなにか?

ロスジェネとは、「ロストジェネレーション」の略で、
2004年頃の就職氷河期の時代に、社会に飛び出した人たちのこと。

彼らは、
バブル時代に大量雇用され、現在の管理職につくオッサンたちを、
「使えない」
「時代が良かったから入社出来たやつら」
「会社はこいつらを雇ってるから業績が上がらないんだ」
と、批判する。
しかし実際は、上司であるバブル組のオッサン達には歯向かえないでいる悲しい若者達。
それがロスジェネである。





『ロスジェネの逆襲』


本作『ロスジェネの逆襲』は、「オレバブ」シリーズの第3弾。
主人公はもちろん「半沢」。

(この人は著者の池井戸潤)

半沢はロスジェネではなく、いわゆるバブル組の一人。

東京中央銀行に務め、出世街道まっしぐらの半沢だったが、
ある案件で上司に楯突き、その東京中央銀行の子会社である東京セントラル証券(証券会社)に出向(いわゆる左遷)されてしまう。


(半沢の出向の詳細は「オレバブ」シリーズで。この二作もすごく面白い)



『ロスジェネの逆襲』では、証券会社の部長という立場にある半沢。

そんな彼のもとに大手IT企業買収というビッグな案件が飛び込んでくる。



しかもその案件は、1500億円という大規模なもの。

成功すれば何億もの手数料が証券会社のものになる大仕事だ。



「これは親会社の”銀行”を見返すチャンス!!」
と血気盛んに挑む証券会社の社員達。


しかし突然その契約を切られてしまう。

「対応が遅かったから」
そんな簡単な理由で1500億の仕事を失った、東京セントラル証券。


落胆する社員たち。


しかしよくよく調べてみると、その案件を親会社の”銀行”が担当することが判明。


子会社の仕事を親会社が奪うという前代未聞の計略が、裏では行われていたのである!!




キレるロスジェネ

(フジテレビを買収しようとしたホリエモン。彼もまたロスジェネ世代である)




”銀行”の策略にキレたのは、証券会社の社員でありロスジェネの森山だった。

バブル組に不満を抱き、上司とも馬が合わず、会社に居場所を見いだせない森山だったが、能力は高かった。


”銀行”が秘密裏に進めた裏切りを知った森山と半沢は、驚きの作戦を考える。



その作戦とは”銀行”との対決、
つまり買収される企業側のアドバイザーになるというものだった。


前代未聞の親会社(銀行)と子会社(証券会社)の対決。
本来ならば許されるはずのない決断である。


しかし森山の上司は、あの半沢。
間違ったことは絶対に許さない男である。

証券会社は森山の策に乗ることにした!!


「やられたら倍返し」

半沢のこの言葉を胸に、彼らの逆襲が始まる!!




書評

「週刊ダイヤモンド」読者満足度第1位という宣伝文句に惹かれ手にとった本作。

期待を目一杯上げて読み始めたが、その期待を軽く飛び越える面白さだった。




株式会社の仕組み、
役員の裏切り、
商取法との関係、
企業買収というドラマ、
なによりサラリーマンたちの熱さ、
それらが力強く絡み合い、とても濃い小説に仕上がっている。


特に半沢のこの言葉が印象的だった。

「銀行に戻った方が良いなんてのは、錯覚なんだよ。
 サラリーマンは...いやサラリーマンだけじゃなくて全ての働く人は、自分を必要とされ る場所にいて、そこで活躍するのが一番幸せなんだ。会社の大小なんて関係がない。
 知名度も、オレたちが追求すべきは看板じゃなく、中身だ。君にもそのうち分かるさ」



数字を操り、金で金を生む銀行と証券会社。
一見無機質に見えるかれらの仕事は、想像以上に人間的で面白みに満ちていた。




「カネには色がないと言われますが、そのカネに色を着けるのが銀行の仕事なんです」
この言葉が示すように、カネに命を吹き込み、カネに命を懸ける男たちの生き方には、
熱いドラマがあります!!




『ロスジェネの逆襲』
間違いなく傑作です。
オススメ!!


おわりまーす。









今日も読んでくれてありがとうございます。
半沢さんがマジかっこいいんだ!!惚れてまうやろー!!




お願い

面白い漫画、オススメの小説、どんなものでもどんなジャンルでも読むので、教えて頂けると嬉しいです。
コメント、twitter、Facebook、どっからでも良いので、反応くれるとすごくすごく嬉しいなぁ。






ちなみにキャラ投票も細々とやってます。
(PCはサイドバー、スマートフォンは一番下かな?よければ投票してください)






0 件のコメント:

RAKUTEN