和田誠との「遠い出会い」が
糸井重里の人生を変えた。
こんにちはみなさん。
「今日のハニー」では、ほぼ日刊イトイ新聞の「今日のダーリン」でぼくが感動した言葉を載せていきたいと思います。
今日の言葉は「ほめる人」
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ぼくが、ほとんど知られていない若い人だった時代に、
あんまり目立たない場にひっそり書かせてもらった
原稿用紙一枚くらいの文章を、
「和田さんがほめてくれた」と
知ったことがあったのです。
それは、湯村輝彦さんに聞いたのだったか、
なにかで読んだのだったか、忘れてしまいましたが、
それはそれは、うれしかったことなのです。
それを知ったすぐあとに、お会いする機会もあって、
「あれは、よかったね」と、直接言ってもらいました。
いま思い起こせば、それは、
そのことで人生が変わってしまうようなことでした。
ほめられたぼくは、六十いくつになり、
ほめてくれた和田さんはそのひと回り上。
そんな歳になっていますが、和田さんは言いました。
「おれも、そんなふうにほめられたことがあった」
若い和田さんをほめてくれた人がいたのだそうです。
そういうくりかえしが、あって、
それは、とても大事なことをやっているんですね。
<「ほめる人」という産婆のような役割がある。
「ほめる人」はほめることにけちであってはいけない。
「ほめる人」は、おもしろさや才能について、
うそやお世辞を言ってはいけない。>
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簡単な和田誠さんの紹介。
<和田誠>
1936年生まれ。
1959年多摩美術大学卒業、ライトパブリシティに入社、1968年よりフリー。
1965年雑誌「話の特集」にADとして参加。
1968年から4年数か月 「週刊サンケイ」の表紙に似顔絵を描く(AD田中一光)。
1977年「週刊文春」の表紙(絵とデザイン)を担当して現在に至る。
1974年講談社出版文化賞(ブックデザイン 部門)。
1997年毎日デザイン賞。
出版した書籍は百冊を超え、デザイン、イラストレーション関係は「デザイン街路図」、「PEOPLE」、「ポスターランド」、「和田誠 百貨店」、「和田誠装幀の本」、「装丁物語」、「似顔絵物語」、「時間旅行」など。
今日も読んでくれてありがとうございます。
「ほめる人」は、おもしろさや才能について、うそやお世辞を言ってはいけない。
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