『心を上手に透視する方法』の作者が贈る
幸せになる為のマインド・リーディングとは...。
ーゆあさコーポレーション秘書室ー
(秘書のほそかわが納得顔で本を読んでいる)
へえ...。
ああ...。
確かになぁ。
うんうん。
これはすごい...。
なるほど。
そうやって騙されちゃうのか...。
うーむ...。
あんまりこういう本は信じないけど、
けっこう面白いですな。
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この記事は、トルステン・ハーフェナー著・『心を上手に操作する方法』を参考に書いています。
ドイツで「マインド・リーダー」として活躍するトルステン・ハーフェナー氏が贈る、待望の最新刊。
前著『心を上手に透視する方法』は発売後たちまちベストセラーとなり、累計42万部を突破した。
その彼が本書では、嘘の見破り方から催眠術のやり方まで、「マインド・リーディング」の実践編のすべてを公開する。
人は、無意識のうちに、さまざまなものから影響を受けている。そのしくみを理解し、他人の心、そして自分の心を操る方法を手に入れることで、有意義なコミュニケーションを図ることができ、さらには人生を意のままに進んでいくことができるだろう。
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マインド・リーディングとは?
『心を上手に操作する方法』の著者、トルステン・ハーフェナーが教えてくれる「マインド・リーディング」とは、なんだろうか?
マインド・リーディングは、心を”lead”すること。
つまり、心をある方向に導くということである。
他者の心を自分が望む方へ導く。
それは心を操作することに外ならない。
『心を上手に操作する方法』では、他者のみならず、自分の心を操作する方法にも触れている。
自分の心を制御し、他者の心を操る。
それは決して難しいことではないと、ハーフェナーは言う。
「それが出来るようになれば、今よりずっと楽しく幸せに生きられるはずだ」
『心を上手に操作する方法』の最終目標はそこにある。
(これはリンゴの花だそうです)
この本は断じて悪用する為に書かれた本ではない。
そこのところをよーく理解して欲しい。
次章ではまず、
ハーフェナーがマインド・リーディングのすごさについて実感したエピソードを紹介しよう。
このエピソードはある意味、彼にとっては苦い思い出である。
では始めよう。
あるセールスマンの話
『心を上手に操作する方法』の3章に、ハーフェナーが出会ったセールスマンの話がある。
ハーフェナーの家を訪れたそのセールスマンは、簡単なアンケートに答えて欲しいと言った。
了承し、アンケートに答えるハーフェナー。
たわいもない世間話をした後、セールスマンがこんな質問をハーフェナーにぶつけた。
「あなたは、罪を償い、更生した犯罪者を応援しますか?」
「もちろん」ハーフェナーはそう答えた。
「では、東ドイツの情勢についてどう思いますか?」(当時、東ドイツは荒れていた)
「うーん。あまり良くないね。東ドイツの人には頑張って欲しいな」
「では、社会の動きやニュースに興味がありますか?」
「もちろんある。ニュースはたくさん観る方さ。それでも知り尽くすということはないけどね」
「なら、海外のニュースも......」
「興味あるよ」
「そうですか...。実は私、東ドイツで犯罪を犯してしまい、長い服役生活を経てやっと社会に復帰したんです」
そう言いながらそのセールスマンは、新聞と海外ニュース雑誌の定期購読をハーフェナーに薦めた。
なんだこいつっていう展開なのだが、
その勧誘にハーフェナーは簡単にのっかってしまう。
セールスマンの巧みな話術に、すっかりマインドをリードされてしまったのだ。
結果的に、新聞は2本、雑誌1冊の定期購読をすることになった哀れなハーフェナー。
「良いことをした」
(アホの)ハーフェナーはそう思った。
そんなアホでも、後になって気付くのである。
騙されたと...。
恐らく、セールスマンが東ドイツから来たとか、犯罪者だったとかの下りは、全てデタラメである。
ちょっと冷静になって考えれば、出来過ぎの話だと分かるはずなのに、ハーフェナーは騙された。
むしろいい気持ちになっていた。(アホーフェナー。失敬)
しかしこの失敗が彼の人生を大きく変える...。
「テクニックさえあれば、知らず知らずのうちに、人の心をある方向へ導ことができるのか...」
騙されてちょっとムカついたハーフェナーだったが、2冊の新聞と1冊の雑誌を代償にして、セールスマンから大切なことを学んだ気がした。
次章からは、そんなハーフェナーが実践している、
マインド・リーディングを紹介しよう!!
「お願いごと」の成功率を飛躍的にあげる方法
今から紹介するのは、「コントラストの原理」を利用したマインド・リーディングだ。
「ちょっと待って!!
コントラストの原理ってなに?」
簡単に説明しよう。
身近な例でいくと...。
すごいブサイクな女の子を見て、
「半端ねえ!!」と思ったあなたが、 その直後にそこそこの子を見たらどう思うだろうか?
きっと、普段だったら気にも留めないような子でも、
「ん?可愛いかも...」と思うんじゃないだろうか。
その原理のことを、コントラストの原理という。
ぐるナイ。を観た後に行くサイゼリヤが、異常に安く感じるのも、
この原理だ(と、思う)。
(ほうれん草のオーブン焼き 249円 これが美味い!!)
このコントラストの原理を利用すれば、
他人へのお願いごとの成功率が飛躍的に上がると、
ハーフェナーは言っている。
「一体どうすればいいの?」
キーワードは「難しめから簡単に」だ。
察しがいい人はもう分かってるかもしれないが、
これはけっこう単純な作戦である。
①まずは、とても面倒なお願いを相手にぶつける。
この時の面倒レベルは、相手が頑張ればなんとか出来そうなレベルを突くのが良い。
「ちょっとキツいな。若干めんどくさいな」
相手がそう思うくらいを狙おう。
あまり無謀なことを言い過ぎると、現実味がなくなり、②が活きない。
②その後に、さっきよりいくらか簡単なお願いをする。
実は、こっちが本命のお願いだ。
先に難しいお願いをしておいて、本当にお願いしたいことを、
「なんだそっちなら簡単じゃん」
と、思わせることが出来たら大成功だ。
(なんでも買ってくれる足長おじさん)
月のお小遣いを1000円あげて欲しいなって時には、
まずは2000円を要求してみよう。
ここで1万円とか大それたことを言うと、
相手にしてもらえないこともあるので、
ここのバランス感覚は結構重要。
お母さんが、難色を示した所で、
「じゃあ1000円は?」と、切り出そう。
この時、「まりちゃんは5000円ももらってるんだよ」などの情報を交えることが出来たら優秀だ!
きっと野口英世がお母さんの財布からあなたの財布へお引っ越ししてくるだろう。
この方法はすごく単純だ。
だからこそ使いやすく効果も大きい。
お小遣いに限らず色んな場面で応用が効くはずだから是非試してみて欲しい。
相手と心を通わせる「ミラーリング」と「マッチング」
『心を上手に操作する方法』の中で、ハーフェナーはこんなことを言っている。
「相手に好意を抱かせる為には、相手を良く観察し、その人の姿勢や、声の大きさ、呼吸のリズム、視線、身振り手振りに同調することが重要である」
要は、相手の真似をすれば仲良くなれるということ。
その具体的な方法が、「ミラーリング」と「マッチング」だ。
例えば相手と向かい合って食事をする時には、ミラーリングが効果的。
ミラーリングと言うぐらいだから、自分が相手を映す鏡になったかのように振る舞えば良い。
相手がサラダを食べたら、こっちもサラダを食べる。
相手が右手で水を飲んだら、こっちは左手で水を飲むといった具合だ。
(鏡だから逆の手なのです)
これは対面の場合だが、
並んで座った時には、マッチングを使おう。
マッチングとは相手と同じ動作をすること。
つまり、相手が左手で水を飲んだらこっちも左手で水を飲む。
簡単でしょ?
対面ならミラーリング。
並んだときはマッチング。
これはすごく効果がある方法だが、やり過ぎると変人だと思われてしまうおそれが...。
そんな不安を払拭する為に、いい方法を教えよう。
その方法とは、すべての動作を30秒後にやる、これだけ。
相手が姿勢を変えたら、30秒待って自分も変える。
相手が何かを食べたら、30秒待って自分も同じものを食べる。
これをするだけで、知らず知らずのうちに、相手は自分との距離が近づいていると感じるはずだ。
怪しまれる心配もないし、いい方法でしょ?
合コンなどでお試しあれー。
「よい知らせ」と「わるい知らせ」どちらを先に言うべき?
今度は「一貫性の心理」を利用した方法を紹介する。
一貫性の心理とはなんだろう?
それは「一度決めたことは、ころころ変えたくない」という、
多くの人が抱く気持ちのことだ。
「言ってることをころころ変えると、信用できない人だと思われる」
「一度決めたことは最後まで貫きたい」
そんな風にヒトは考えるもの。
いわゆる初志貫徹ってやつだ。
ここで、この心理が多くの人にあることを証明した実験を紹介しよう。
その実験はある大学の教授が、学生を対象に行った。
まず研究室の学生をAとB、2つのグループに分ける。
①Aの学生には、はじめに電話でこう言う。
「明後日、特別講義を10時からやるんだけど来れる?」
この質問をした場合、Aグループからこの講義に参加したのは20%ほどだった。
②次にBの生徒にはこう言う。
「今度、特別講義をやるんだけど来れる」
担当教授の講義の誘いなのだから、多くの学生がとりあえず行けると言うだろう。
その返事を聞いた上で、
「その講義、明後日の10時からなんだけど...」と言う。
このような順番で質問をしたBグループからは、50%もの学生が講義に参加した。
まさに一貫性の心理が、Bグループに働いたと言える。
「特別講義に行く」
そう決めた心は簡単には覆せない。
教授がそうさせるのではない。
学生自身の心がそうさせるのだ。
これは意識出来ないレベルで彼らの心を導く。
(一度行くと言った手前、日にちを聞いて行けないというのは、けっこうキツいものがあるよね)
この教授は、質問の順番を変えただけで学生の心を引っ張ったのだ。
突然話を変えるが、みなさんは「良いニュース」と「悪いニュース」の両方を伝えなければならない時、
どちらを先に伝えるだろうか?
これはけっこう悩ましい問題だ...。
悪い方から言って、良い方で大逆転?
それとも良い方から言って、稼いだ貯金を悪い方で消化する?
『心を上手に操作する方法』にはその答えが書いてある。
もう答えを言っちゃおう!!
どんな時も、「良いニュース」から言うべきだ!!
今日は、良いニュースなんかないよっ。
「何故だ?」
そう思った方は、一貫性の心理を思い出して欲しい。
一度決めたことを、ころころ変えたくないという一貫性の心理を信じるならば、
絶対、良いニュースから言うべきなのだ。
良いニュースを先に言った場合、
それを聞いた人の心には、嬉しさや幸せな気分が生まれるはず。
それは必ずプラスの反応だろう。
一貫性の心理からいくと、このプラスの状態から、
一転してマイナスになるのは困難なのだ。
一度上昇した心は、そこで固まり、簡単には落ちてこない。
だから悪いニュースのダメージも、心の奥深くまでは刺さらないのだ。
逆に悪いニュースから言った場合、
そこから引き上げるのは困難で、
良いニュースを聞いても心からは喜べないだろう。
だからどちらのニュースを先に言うか迷ったら、
まずプラスの方から言ってみよう。
きっと悪いニュースのダメージを和らげてくれるはずだ。
(どっちにしろ悪いニュースは言わなきゃいけないんだから、
騙されたと思ってやってみて)
まとめ
「意外と暖かみのある本だなぁ」
これは、『心を上手に操作する方法』を読んで、私が最初に抱いた感想だ。
『心を上手に操作する方法』という物騒なタイトルとは裏腹に、この本にはトルステン・ハーフェナーの優しさが滲み出ているような気がする。
彼がこの本の読者に伝えたいと思っていることは、
他者を利用し、自分だけ甘い蜜を吸う方法なんかじゃない。
彼が本当に伝えたいことは、「みんなで仲良くやろう」ってことだ。
相手の気持ちを理解し、変に感情を逆撫でしない。
人に好かれるための方法は、結局は相手がされて嬉しいことばかりだ。
マインド・リーディングの基本は相手を「おもいやる」ことにあると、私は理解した。
(やべっ。良いこと言っちゃった...)
この記事で紹介したマインド・リーディングの方法は、『心を上手に操作する方法』のごく一部にすぎない。
この他にも本作には、
・絶対当たる占い
・嘘を見破る方法
・催眠術の掛け方
・簡単に出来るマジック
・有名人が自殺すると自殺者が増えるわけ
などなど...。
興味深い話がぎゅっとつまっている。
人生に行き詰まったあなた。
もっと周りと上手くやりたいと思っているあなた。
ただただ幸せになりたいあなた。
どんな人が読んでも、きっとなにかを学ぶことが出来る本だと思う!!
『心を上手に操作する方法』トルステン・ハーフェナー
是非読んでみて欲しい!!
おしまい。
【ベストセラーになった過去の著書】
今日も読んでくれてありがとうございます。
ミラーリングは、カラテカの入江も合コンで使う技らしいです。
お願い
面白い漫画、オススメの小説、どんなものでもどんなジャンルでも読むので、教えて頂けると嬉しいです。
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ちなみにキャラ投票も細々とやってます。
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