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2012/05/27

茂木健一郎が教えてくれたこと2

今を生きるのに必要なたったひとつのこと。

「偏差値を捨てろ!!」



前回(茂木健一郎が教えてくれたこと)の続き



こんにちは。
あおいです。



前の記事で、日本の企業がなぜ世界で勝てないか。
その理由は、日本人が偶有性に対応出来ないこと。
つまり偶然性や非典型的なことに、上手く対処出来ないから。
そんな話をしました。


今回は、日本人が、なぜ偶有性のある事柄が苦手なのか。
その根源となった「偏差値」についてお話したいと思います。


日本人がもっと考えるべき偏差値の話

みなさんも、「偏差値」という響きを、一度は耳にしたことがあるんじゃないでしょうか?
入学試験を受験したことのある人のほとんどが、偏差値という言葉に触れているはずです。

ちなみに下の表は、2011年に日経BPコンサルティングがだした、首都圏の大学のブランド偏差値ランキングです。


やっぱり東京大学が1位ですか...。
その後に早慶、一橋と続いていますね。


そもそも偏差値とは、誰が考えだしたのでしょうか?
みなさんは知っていますか?


数学が得意な人、理系の大学などで勉強している人は、ある統計から「偏差値」を出す、その方法は知っているんじゃないかな、と思います。


けれど、その「偏差値」という概念を、学校のレベルを測るために使いだしたのは、誰なのでしょうか?


それは、ある都立高校の先生だと言われています。
高校の先生ならば、教え子が志望する大学に行けるかどうか、というのはすごく大きな問題です。

「この子はあの大学に入れるだろうか?なんとかして行かせてあげたいけど、無理かもしれないなぁ。なにか目安となるものがあるといいんだけど...」


こんな風に悩んだ末に、先生はそれぞれの学校のレベルを数値化することを思いつきます。
その数値になるのもが、「偏差値」だったんですね。



ぼくはこの先生を神様と呼びたい!!
僕だけじゃなく、ほとんどの受験生が、この先生に感謝するでしょう!!


今や偏差値の存在は当たり前になっていますけど、もしこれがなかったとしたら...。
自分があとどれくらいでその学校に行けるか分からない。
自分の学力なら、どの大学に行けるのか。その目安となるものがない。


これは恐怖ですよね?


「模試を受けたら、偏差値が60だった。
おっ!この大学なら入れそうだ。
この大学は余裕だからもっと上を目指そう!!
ここは受けても絶対落ちるからやめとこう」


こんな風に考えられる。
これこそが偏差値の恩恵です。

自分と学校のレベルが、完璧じゃないにしても、けっこう分かる。
受験生にとっては、なくてはならない仕組みですよね。



しかし!!
茂木さんは、こう言い放ちました!!

「偏差値を捨てろ!!」


がびーん!!??

なんでそんなことを!!
僕たちに死ねと?


正直ここまでは思っていませんが。
なんでかなぁとは、思いました。


けれど、今となってはすごく納得しています。
彼の言葉は、やはり、深く明瞭で、僕を偏差値という世界から引きずり出すだけの凄みがありました...。







ちょっと疲れたので、次の記事に続きます...。





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RAKUTEN